ベップヒロミの作品と道のり(プロフィール)を紹介します。

2019年〜2024年(現在)

・教育(制作・表現)
・絵本工房(絵本・製本)
・創作活動(再話・絵本制作)
・ポスター制作(学生募集のための)

2010年〜2018年

・アーティストブック制作
・発表・絵本展(企画・運営)
・ひらく堂ギャラリー(手製本・絵本のギャラリー開廊・運営)

1998年〜202年(現在)

子ども絵画・造形教室
・「アトリエあのむ」「あのむルーム」(3歳〜10歳)
・「アトリエあのむ」(3歳〜大人)ワークショップ開催

1980年〜1997年

・「絵画」制作
・「銅版画」制作へ

教育(制作・表現) 

学校ポスター(絵・制作 ベップ)

 貞静学園短期大学の保育学科造形・表現の授業を担当しています。また、保育園や幼稚園、施設での実習指導も行っています。そのため、この授業では、保育現場とのコミュニケーションを大切にして、現場での実践的な知識や技術を身につけることに焦点を当てています。具体的には、以下のような内容です。
・保育士や幼稚園教諭として活動する際に必要な、絵本の読み聞かせや紙芝居、劇などの表現技術の向上。
・子どもたちが絵や工作を通じて楽しさや喜びを体験し、五感や感情を豊かに育むための指導方法についての理解と実践。
・お祭りや行事、園や地域のイベントを計画し、運営、実行するための実践的な手法の習得。
 これらの授業を通じて、学生が自ら工夫し、創造性を発揮する意識を養うだけでなく、仲間との協力やWebを活用して課題を解決するスキルも身につけます。下のポスターは、実践として子どもたちが参加できるイベントを大学祭で企画・実行した際に作成しました。

ポスター製作(ベップ)

絵本工房(絵本・製本)

絵本工房という授業を、阿佐ヶ谷美術学院(アサビ)で20年間担当しています。アサビは、デザイナーやイラストレーター、映画監督、漫画家を輩出している著名な美術専門学校です。ここでは、表現力やデジタル技術を使った先端の教育が提供されています。
 絵本制作の絵は最初は手描きで行われていましたが、最近ではタブレットやiPadを使用して制作する学生が増えています。私はデジタル機器を早くから使っていましたので、時代とデジタル技術の進化に合わせて学びながら、指導しています。しかし、手描き(アナログ)での描画技術を大切にする学生たちには、手作業による技術を教えています。製本に関しては、手の技術が必要になります。絵本工房では、様々な科や学年の学生が受講できます。そのため、様々な才能とスキルを持つ学生たちが集まります。絵本だけでなく、アーティストブック、写真集、詩集など、非常に創造的な表現が生まれています。

手製本作品(学生作品)

アコーディオンブック(学生共同作品)

アコーディオンブック(学生共同作品)

創作活動(再話・絵本制作)

研究活動は、創作絵本、グリム童話、アンデルセン、日本昔話などの童話をリサーチし、原作を活かした表現を模索した再話を制作・発表してきました。

紙ライブ(人と人とがコミュニケーションを行う紙媒体の開発)

保育教材を制作においては、絵本や紙芝居の仕組みや考え方を分析するなかで、観客と演者がより自由にコミュニケーションできる工夫をするうちに「紙ライブ」を開発し、紙芝居スタンドの意匠を考案しました。それは、「紙芝居自由化宣言」というテーマで絵本学会や保育学会で発表をしました。

プラザギャラリー絵本展ポスター(製作ベップ)

ポスター制作(学生募集のための)

フェアリーテイルス(fairy tales=おとぎばなし)と「ひらく堂」ギャラリー

アーティストブック制作・発表

絵本展(企画・運営)

「フェアリーテイルス(おとぎ話)」というグループを主宰し、絵本作りや手製本作りに情熱を傾けました。東京の高円寺にある「ひらく堂」ギャラリーでは、フェアリーテイルスのメンバーとともに絵本と手製本の展示を行い、様々な手作り本の展示会やワークショップを企画・出展しました。 
 最初のきっかけは、仙川プラザギャラリーからの提案でした。私は当時、絵本製作の授業や講座で才能豊かな卒業生や受講生と一緒に活動しており、彼らに声をかけてグループ展を行いました。その結果、『フェアリーテイルス絵本展』は多くの来場者を集め、手製本も好評でした。その後、定期的に展示会やワークショップの依頼が増え、それを受けて手製本を中心とした「フェアリーテイルス」グループが生まれました。その後、仙川プラザギャラリーとサジオで隔年で開催された絵本展では、オープニングコンサートや手製本の販売も行い、毎回多くの来場者が訪れました。

制作・印刷(ベップアトリエにて)

オープン直前打ち合わせ(プラザギャラリーにて)

ひらく堂ギャラリー(手製本・絵本のギャラリー開廊・運営)

「ひらく堂」は、高円寺にある手製本のギャラリーです。出版社のオーナーから店舗スペースを提供していただき、私たちは「フェアリーテイルス」グループとして画廊を運営しました。ここでは、2ヶ月ごとに手製本の展示会を開催し、製本のワークショップも行いました。また、空き時間にはメンバーで製本の技術を磨く取り組みも行いました。

子ども絵画・造形教室「アトリエあのむ」

「あのむルーム」(3歳〜10歳)

「アトリエあのむ」(3歳〜大人)

ワークショップ開催

「絵画」制作から、「銅版画」・絵本制作へ

絵本を出版 至光社

大学を卒業後は、銅版画を始めました。東京の公園にある一本の木をスケッチして、「木」を主題にして、エッチングとアクアチントという技法で制作しました。不規則な生活で体調を壊して絵が描けなくなった時期があり、その時に、絵本を描き始めました。